<河村市長>議員報酬半減案など再提案へ 議会側は冷ややか(毎日新聞)

 名古屋市の河村たかし市長は12日の議会運営委員会で、19日開会の臨時議会に、市議報酬を半減する条例案を再提案すると共に市民税減税を恒久化する条例案などを提出すると議会側に正式に伝えた。両条例案が否決・修正された定例会の閉会から1カ月足らず。臨時議会でも市長と議会の間で歩み寄りは見られそうにない。議会との対立姿勢をことさらに強調する市長の言動に、議会側は「周囲に摩擦を生まなければ人気を維持できないからやっているだけ」(桜井治幸自民党市議団長)と冷ややかだ。【高橋恵子】

 臨時会に提案されるのはほかに今年度当初予算案に盛り込みながら削除された地域委員会対象地区拡大の費用4200万円の補正予算案。河村市長は12日の定例記者会見で「3案は主権在民3部作。(議会での修正による)1年限りの減税では市民に失礼だ」と議会側を批判した。

 しかし、短期間に同じ内容の議案が再び提案されても、議会側は否決する可能性が高い。「熱が冷めないうちに、あらゆる手段でマスコミに売り込もうというのが見えている」(桜井団長)、「開催する大義がない」(鷲野恵子共産党市議団長)など、臨時議会開催そのものを疑問視する声は根強い。

 11日に市が開いた市政パブリックヒアリング(市民公聴会)で河村市長は「名古屋から日本を変えたい。市民の自立、自由を取り戻したい。議会の家業、指定席化をストップして、みんなで作る市政を」といつもと同じ調子で強気に訴えた。

 しかし、議員報酬半減案について参加者からは賛否両論があった。市民税減税にも「1年やってから考えてもいいのでは」「収入が多い人に有利。庶民革命ならば弱い人の対策に力を入れて」と慎重な意見が相次いだ。

 会に姿を見せた吉田伸五民主党市議団長は「(市長の政策に対する)批判が思ったより多かった。市長は議会を意識し過ぎ。市民の方が冷静に問題点を意識している」ともらした。

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